【頭痛改善への道(1)】

  

実は私自身も高校生の時に

激しい偏頭痛で苦労しました。

 

その症状が出る時は

必ず、前兆があって視野が狭くなって、

ピカピカ星が瞬きます。

 

その後少しすると

必ず吐き気も伴う、

激しい頭痛が起こります。

 

病院に行くと、

 

『閃輝性暗点性頭痛 』

 

と診断断されました。

 

こうなると後は

寝ているしかありません。

 

 

当時は、

 

「このまま治らなかったらどうしよう・・」

 

という不安の日々を過ごしていました。

 

またそんな状態を

 

「オレはもうダメだ・・」

「もう死んでもいい・・」

 

とさえ想ったこともありました。

 

今、想えば軽いウツ状態です。

 

わらにもすがるつもりで

母が入信している宗教団体の

門もくぐり、お加持、祈祷も

受けたことがあります。

 

当時は今と違ってインターネットなどは

まだ普及しておらず、

 

よく書店で頭痛に関するいろいろな治療法の専門書を

立ち読みして「これだ!」と想うモノは

購入したりもしていました。

 

しかし、それからいつも間にか

頭痛は無くなって行きました。

 

今想えば思春期で身体が

変わって行く段階で

学校生活などストレスが

あったのかもしれません。

 

そんな頭痛経験者の私ですので

今のあなたの辛く、苦しい状態が

少しはわかるつもりです。

 

だからこそかつての貴重な体験などから、

かつての自分と同じように

 

「痛み、症状で苦しみ悩む方々の力になりたい。」

 

とその後、整体師の道を歩む決断をしました。

 

そんな私が今、自信を持って言える事は

 

「頭痛の本当の原因と治療法を知ってもらいたい!」 

「どんな状況であっても解決の道は必ずあります。」

「あなたは決して一人ではありません。」

 

と言うことです。

 

ぜひ

 

「一緒に頭痛を改善していきましょう!」

 

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【頭痛改善への道(2)】

 

今日から頭痛から抜け出す知恵をシェアしていきます。

 

頭痛の苦しみから抜け出すには

3つのステップがあります。

 

ステップ1、頭痛の仕組みを知る

ステップ2、頭痛を止める

ステップ3、頭痛が発生しにくい「体質」に変える

 

この3つのステップを1つずつ、しっかりと

クリアしていくことが大切です。

 

痛みが強い時には、どんな対処療法であれ、

痛みをまず止めることが慢性的な頭痛を防ぐ最良の手段となります。

 

慢性の頭痛になると厄介です。

 

しかし、既に慢性頭痛になってしまった人も、

痛みの仕組みを知り、痛みを止める対症療法や、

 

根本的に痛みを取り除く姿勢を獲得できれば、

頭痛による辛さから解放されます。

 

 

一般的な腰痛治療法、整形外科などの牽引、注射、湿布、温熱電気療法や

ストレッチ、筋トレ、ヨガのポーズなどのエクササイズは対症療法であり、根本療法ではありません。

 

ただし、頭痛から逃れるためには有効な手段ではありますので、決して否定はしません。

 

しかし、根本的に頭痛を取り除くには姿勢を変えるしかないことは、頭の片隅においていただけたらと想います。

 

では頭痛の仕組みを「知る」ことから始めましょう。

 

例えば、お化けって怖い人っていると想います。

 

お化けの怖い理由は、正体が分からないからであって、お化けの着ぐるみを着ているのが

隣のオジさんだと分かれば、お化けは怖くなくなります。

 

頭痛もこれと同じです。

 

このメール講座を終える頃には頭痛に感謝出来るぐらいに理解が深まっていることと想います。

 

まず頭痛を味方にすることを目指しましょう。

 

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【頭痛改善への道(3)】

 

『頭痛の仕組みを知る』

 

内科、整形外科などの病院、接骨院、鍼灸院、カイロプラクティック、整体院など

頭痛が起こった時に足を運ぶ場所があります。

 

しかしどの治療法も問題があります。

 

それはどこも唱えるのが頭痛は『構造』の問題であるということです。

 

・首肩周りの筋肉が硬直している

・首の骨が削れて尖った骨が神経に触れて痛む

・飛び出したヘルニアが神経を圧迫している

・首の骨がズレて神経を挟み込んでいる

 

など

 

たしかにもっともらしい話かもしれません。

 

私は場合はかつて椎間板ヘルニアと診断され、

腰痛や坐骨神経痛で苦しみましたが、

今は全く痛みはありません。

 

ひとつ不思議なことが

私の腰、第5腰椎は今でも

「ボコッ」と後ろに飛び出たままです。

 

腰痛完治後に現状把握をしたくて行った

整形外科のレントゲン、MRIで画像上でも

私の腰、第5腰椎は今でも後ろに飛び出たままでした。

 

改善前の比べても多少の腰椎と腰椎の隙間は

見た目にもそんなに大きな差はありません。

 

それでも痛みは無くなっています。

 

私はこの事実によって椎間板自体のズレが

腰痛の痛みの根本原因ではないという確信を得ました。

 

もし、首や肩の構造自体の問題であれば、四六時中、

痛むはずです。

 

しかし、痛みは一日の内でもかなりの差があるものです。

 

私もお風呂に入ったりすると腰の痛みは軽減しました。

 

このことからも首・肩の構造以外の問題が痛みに

なんらかの影響を与えていることが冷静になってみれば

わかるものです。

 

頭痛というのは1つが原因で起こる事でありません。

 

私たちが生きていると環境そのもの、

毎日自分自身が想いや行いなど、

 

実にさまざまなストレス要因が複合的に

関連し合って起きているとも言えます。

 

どうしても頭痛の原因や改善策を

 

「自分より外に求めたい!」

 

という気持ちは私自身もありましたから

よくわかります。

 

しかし、事実は違うことがほとんどという

お話をさせていただきました。

 

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【頭痛改善への道(4)】

 

『医学的な痛みの仕組み・急性痛と慢性痛の違いとは?』

 

こんにちは、大内です。

 

頭痛の問題は最新の現代医学では、ようやくかなり解明の方向へと

近づいてきています。

 

「国際疼痛学会」という積痾で最も権威ある

「痛み」に関する学会があります。

 

その「国際疼痛学会」から発表されている痛みの定義が、

日本の医師や治療家、整体師、カイロプラクターなどに

浸透していないのではないかと私は疑問に感じます。

 

「国際疼痛学会」による痛みの定義とは、

「不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、

そのような損傷があるように表現されるものがある」とあります。

 

おわかりになりましたか?

 

この定義は世界共通認識ですが、分かりやすく解説します。

 

不快な感覚性・情動性の体験とは?

 

痛みは「感覚性の体験」であり「情動性の体験」でもある。とあります。

 

つまり、痛みとは感覚と情動(感情)だと言っているのです。

 

これは『急性痛と慢性痛の違い』

についての例で説明するとわかりやすいです。

 

急性痛はまさに「感覚性の体験」であり、ただ「不快な感覚」だけがある状態です。

 

逆に慢性痛は「不快な感覚」だけではなく、「不快な情動(不安や恐怖などの感情)」

が伴うものです。

 

例えば、あなたが柱の角に足の指をぶつけました。

 

たぶん大声を出して怒りまくりたいぐらい、痛いですよね?(笑)

 

でもその後、痛みが気にならなくなれば、

そのぶつけた行為をいつまでも嘆いてことはないですよね?

 

これはつまり一時的な「感覚性の体験」による痛みで、

「ただ感覚的に痛いだけ」です。

 

 

一方、この柱に足をぶつけて以降、歩くのもままならない自体に

なってしまいました。

 

どんな病院や治療を受けても、この状態がいつまでも改善しません。

 

会社にも行けません。

 

「もしかしたら、ただのケガではなく、

 もっと悪い病気なのではないか?」

 

「病気を理由に会社からリストラされる例はかなり多いと

 前テレビでやっていたぞ・・」

 

など・・

 

こんなことだと相当、不安で恐ろしい気分になりませんか?

 

何だか痛む足が余計痛くなってきそうです。

 

これが慢性痛は「不快な感覚」だけではなく、

「不快な情動(不安や恐怖などの感情)」が伴い痛むという

理由です。

 

面白いのがこの違いがあるのは動物の中でも、人間だけだそうです。

 

ライオンがケガをしていつまでもクヨクヨしませんよね?(笑)

 

これは人間特有のものだと、認識さえすれば良いということです。

 

 

また冒頭の「国際疼痛学会」による痛みの定義、

 

「不快な感覚性・情動性の体験であり、それには組織損傷を伴うものと、

そのような損傷があるように表現されるものがある」

 

の中の、

 

「それには組織損傷を伴うものと、

そのような損傷があるように表現されるものがある」

 

についてですが、

 

 

かなり曖昧な回りくどい言い回しですね(笑)

 

これを単純化した表現にします。

 

組織を損傷してすぐの急性時は、その場所には炎症が起こっているはずです。

 

酷いねん挫をしたら患部はパンパンに腫れて、熱を帯びたりしますよね?

 

しかし、慢性疾患の場合は患部を触っても熱くはありません。

 

慢性疾患でも熱を帯びるケースもありますが、

ほとんどはその部分は「冷たい」のです。

 

「冷えは万病の元」と言われます。

 

私のところに来られる慢性的な症状を抱える患者さんのほとんどが

慢性的な冷えを実感しています。

 

「冷えている=血流がない」とも言えます。

このことからも

『慢性腰痛はほとんどが「酸欠」が要因』という仮説ができます。

 

この「酸欠論」は腰痛研究の第一人者「加茂整形外科の加茂淳氏」の主張ですが、

私もとても腑に落ちる説だと想っています。

 

痛みは「炎症性」と「非炎症性」に分かれるということです。

 

 

今回のまとめです。

 

痛みはあくまでも「感覚性の体験」であり「情動性の体験」でもある。

 

つまり、痛みとは感覚と情動(感情)

 

急性痛はまさに「感覚性の体験」であり、ただ「不快な感覚」だけがある状態。

 

慢性痛は「不快な感覚」だけではなく、「不快な情動(不安や恐怖などの感情)。

 

急性痛の場合はまずあきらめること、

いくら考えても見ていても傷はすぐには塞がりません(笑)

そして自然治癒を気長に待つだけです。

 

慢性痛の場合は自分がこの症状でいることに

よってどんな不安や恐怖があるのか?

 

それとも無い慢性痛なのか?を冷静、客観的に判断するクセを

付ければ良いということです。

 

これで不安な気持ちは不思議と落ち着いてくると想います。

 

今回のことを知っているかいないかで、最初のメール話した

『正体不明のお化け』に怯え続けることが無くなると想います。

 

今回の内容はとても大事なことですので

何度も読んで自分のモノにしてみてください。

 

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【頭痛改善への道(5)】

 

『頭痛の常識を疑おう』

『頭痛とは酸欠である』

 

頭痛が起こったら病院では飲み薬が処方されます。

 

市販薬でもロキソニンとかイブとかの

頭痛止めは有名で人気がありますが

成分はほとんど同じものです。

 

しかし、前回のメールでお話した通り、

慢性的な頭痛は「炎症性」ではありません。

 

それなのに頭痛に薬が用いられているという医療現場の現状があります。

 

これは医師の問題というより、患者側の問題かもしれません。

 

「こんなに頭が痛いのに、お医者さんは何もしてくれない」

「何でもいいからとにかく痛みを取ってください!」

 

といった感じで患者側がプレッシャーをかけ、お医者さんもそれに

負けてしまうからかもしれません。

  

たしかにその場は良くなった気がしますが、すぐに痛みがぶり返すことを

実感してからは痛み止めを信用するのを止めました。

 

消炎沈痛薬によって血管は収縮するので、痛みの物質(主にブラジキニン)の発生を押さえることができます。

 

ブラジキニンの発生を押さえることで痛みは一時的には収まることもあります。

 

 

『頭痛とは酸欠である』

 

痛みが発生するのはいわば「自然現象」です。

 

薬物療法、つまり薬を飲むという行為は、その自然現象を阻止し、無理矢理

腰痛を押さえることです。

 

それよりもなぜ、痛みの物質が発生するのか?

 

ココを掘り下げなければ、根本的な痛みの改善はありません。

 

もっと言えば、なぜ、痛みの物質が発生する必要があるのか?です。

 

『頭痛とは酸欠である』と前回のメールでも言いました。

 

筋肉が緊張して血管が細くなると、全身に「酸素」が行き渡らなくなり、

栄養不足で組織が死んでしまいます。

 

だから、細くなった血管を広げ、酸素を送り込むために、ブラジキニンが

発生してくれるのです。

 

もし、ブラジキニンが発生してくれなかったら酸素が行き渡らなくなって、

組織が死んでしまうのです。

 

実は悪者扱いのブラジキニンさんに感謝なのです。

 

問題なのはブラジキニンが出動しなければならないぐらいに

細くなった血管であり、そこまで筋肉が緊張して、血管を圧迫していることです。

 

私もこの事実を知ってからは身体に痛みが出た時には、

 

「ここまで負担をかけて、酸欠にさせてごめんなさい!」

 

と身体に謝罪します。

 

私たちが目指すのは『赤ちゃんのような柔らかい筋肉です』

 

赤ちゃんとような柔らかい筋肉であれば、血管は広がっているので

痛みの物質、ブラジキニンが発生する必要はないのです。

 

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【頭痛改善への道(6)】

 

『お風呂に入ると痛みが取れる理由』

 

お風呂に入ると頭痛、肩こり、腰痛が

軽減したなどという経験はあるかと想います。

 

その理由は温かいお湯に浸かると血管が広がるので、

痛みの物質が発生する必要が無くなるからです。

 

また温かくすることで自律神経の副交感神経が働き、

リラックスすることで筋肉が柔らかくなり、血管が

広がるということです。

  

大切なのはお風呂で身体を温めることだけでなく、

重たくなっている箇所を軽くすることなのです。

 

ここで私がお勧めする入浴法をお伝えいたします。

 

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【温冷浴(シャワー)】

 

私の患者さんでも腰などに痛み、症状がある人ほどお風呂は湯船には入らずに

シャワーだけだったり、入浴の時間が短く、いわゆるカラスの行水の方が多いです。

 

お風呂に入らない理由や入浴時間が短い理由としては

 

・熱いお湯が苦手で長湯が出来ない、

・仕事で毎晩遅くなるので面倒くさい

・幼い子どもと一緒だから

 

などなど

 

また入浴自体の目的が単なる身体の汚れ落としに

なっているような感じを受けます。

 

お風呂に入らない習慣が続くことで無意識のストレス状態が続き

血流障害やホルモンバランスの崩れが起こります。

 

それによってストレスや不眠、食欲不振、風邪なども引きやすいなど免疫疾患など起こりやすく、自然治癒力も低下し痛みや症状も治り難くなり、その状態がさらに続けばガン、脳心血管障害などという重篤な病気にもつながる可能性もあります。

 

お風呂は昔から半身浴などが良い事と知られていますが

さらに血流を良くし、自律神経の働きを良くする方法が『温冷浴』です。

 

温冷浴とはお風呂で熱いお湯と冷水に交互に入ることです。

 

それによって血管の収縮と拡張が活発になり、自律神経が活性化し、

血流も良くなりさまざまな疾患の改善につながることが多くなります。

 

温冷浴によって血管の収縮と拡張が活発になり、自律神経が活性化し、

血流も良くなりさまざまな疾患の改善につながることが多くなります。

 

やり方は熱いお湯(45℃とかなり熱めがベストだが無理をせず)に

1分入ったら冷水(10℃以下)に1分を計7回以上交互に繰り返します。

 

冷水が耐えられない方はまずは自分が浴びられそうな温度に

設定した水温から徐々にステップアップしていっても構いません。

 

とにかくまずは実践することが大切です。

 

お風呂に長く入れないという方は熱さが苦手なパターンが多いので

熱くて出たくなったら水を浴びればまた熱い湯に浸かれるということを

繰り返せばよいということです。

 

私も長湯が苦手でしたが温冷浴でお風呂タイムが長くなりました。

 

銭湯などでサウナに併設している水風呂があれば最高ですが

自宅の場合には冷水シャワーでも構いません。

 

やり方は熱いお湯(45℃がベストだが無理をせずに)に

1分入ったら冷水(10℃以下)に1分を計7回づつ繰り返します。

 

銭湯などで水風呂があれば最高ですが自宅の場合には冷水シャワーでも構いません。

 

ぜひ体育会系のノリで「オリャー!」と気合いを入れて水を浴びてみて下さい(笑)

風邪も引き難い体質に変わっていくこと間違いないです。

 

温冷浴は精神疾患の方にもとても効果があります。

 

痛み止め、血圧降下剤、精神安定剤、睡眠薬など薬を飲み続けている人は薬の副作用のために感じる力が低下しています。

 

温冷浴で冷水を浴びる時は冷たさのあまり、ウツ病の方はウツ状態にはなれません(笑)

 

お風呂、湯船に浸かる。(天然塩、酵素など)

 

水は汗をかいている時には飲まないこと(入浴前、または入浴後の汗が引いた後に)

 

ホルモン、免疫、メラトニンが活性化して寝付きが良くなる。

 

アトピーなどの場合は患部に水を当てる。最後は水を浴びて出る。

 

肩こり、冷え性に、子ども、赤ちゃんの発育にも温冷浴はとっても優れた健康法です。

 

 

【頭痛改善への道(7)】

 

『テスト前や社員旅行前になると頭痛が酷くなる?』

 

慢性頭痛は医学的に情動(感情)の影響が大きいと言われています。

 

嫌な人が常に目の前にいたり、翌日にテストが控えているなどの

極度の緊張状態など、不快な感情(情動)が働くと、

自律神経は交感神経優位に働きます。

 

また人は嫌なことがあると力んでしまいがちです。

 

力むと筋肉は緊張して酸欠状態を引き起こします。

 

つまり。「不快な感情」が痛みを増強させているということです。

 

直接、筋肉などに問題があるわけではなく、脳の記憶により、

脳が不快な興奮を引き起こせば、自律神経は交感神経優位に振れます。

 

不快な感情が沸き起こると元々、硬くなっていた

首肩の筋肉はさらに硬くなり、

「酸欠」を引き起こすのです。

 

人は無意識にやりたくないことがあると、

それをやらないようにする言い訳を自ら作り出すことがあります。

 

例えば社員旅行に行くのが嫌だと想い続けていると、

社員旅行に行けなくなる、腰痛という理由を作り出すのです。

 

これはアドラー心理学で言う『目的論』というものです。

 

とても信じられないかもしれませんが、

頭痛になる目的やメリットを自ら作ったということです。

 

大切なことは「嫌なこと」「やらなければならないこと」ではなく、

「やりたいこと」をやる人生を送ることです。

 

そんな心理的なストレスを減らすことで、肉体的なストレスを減らし、

腰痛を防ぐことも出来るのです。

 

 

もう一つです。

 

【頭痛を受け入れよう】

お釈迦様は「思うがままにならないこと=痛みがとれないこと」を凝視することが

悟りに至る道を説かれました。

 

痛みが発生すると痛みから逃げてしまうのが心情だと思います。

 

しかし、痛みから逃げてしまっても、痛みが取れるのは一時的です。

 

いくら薬を飲んでも、その場の痛みは取れても再発してしまう。

 

これは心の問題、人間関係、人生の問題も、偏頭痛など肉体的な痛みの問題も、

一時的な対症療法では根本的な問題は解決できません。

 

大事なことは、

 

頭痛が起こっている箇所を凝視して、意識をフォーカスすることで、身体は緩んでくれるのです。

 

人間関係でも相手がこちらを攻撃する気持ちを持っていると、お互いが緊張状態となり、

相手と仲良くなることはありません。

 

自分が腹を立て、目の前の相手に対立心を持ち。攻撃を掛けようと思った時でも、

相手に全く対立心がなけらb、こちらは攻撃する気持ちがなくなります。

 

頭痛も同じで腰痛に腹を立てたり、不安な感情、対立心を持つのではなく、頭痛という存在を受け入れること、許すことで頭痛との調和が生まれます。

 

自分の思うがままにならない頭痛に対しても、凝視して、

「どうなっているんだい?」とじっくり頭痛の強い箇所を観察してあげると、

頭痛も攻撃を仕掛けることなく、調和する方向に向かってくれるものなのです。

 

 

【頭痛改善への道(8)】

 

『他人はコントロール出来ない』

 

変えられるのはじぶんだけ。

 

このマインドセットは自分を成長させるために、

私がとても大切にしているマインドセットです。

 

僕たち人間は他人に期待し、自分にとって都合が良いように他人に動いてもらおうと期待しています。

 

しかし、自分が他人に期待されたら嫌なはずです。

 

頭痛の場合も同じで頭が「痛まないでほしい」と期待する前に、

『頭や首、肩などの気持ちを理解すること』

それらの部分の状態に寄り添うことで、痛みと調和することが可能となります。

 

子育てでも親の言う通りに子供を動かそうとすると、子供は反発したり、反発はなくても大人になってから親を恨むことだってありえます。

 

一番良いのは、親が子供の人生をコントロールするのではなく、

子供の自由な意思を尊重し、自立心を育み、自らの人生を自らが選択する責任や

決断を持たせることだと、私は想っています。

 

親は子供の自由意志を受け入れるだけ。

 

私たちに出来ることはコレぐらいしかないと思うのです。

 

もう一丁!

 

『違和感に敏感であれ!』

 

お釈迦様は、人々の間の対立感、違和感が取り去れて、

「われは万人の友なり。万人の仲間なり」

という境地を理想としたと言われています。

 

非常に抽象的な話に聞こえるかもしれませんが、私たちの身体が緊張し、筋肉が硬くなり、酸欠状態が起こるのは、対立感や違和感を無視してきたからです。

 

子供は、対立心や違和感と無意識のうちに調和し身体を動かします。

 

良い例として、子供は寝相が悪く、放っておいたらジッとしていません。

 

しかし、大人の寝相は良く、デスクワーク中も動かずジッとしています。

 

おそらく、ジッとしていることが社会的に正しいと教わってきたからだと思います。

子供の自由な動きを制限するのは、」幼い頃の親の教え、価値観であり、本来、

子供の身体は、違和感があれば、動きことによって無意識のうちに取りの除いているのです。

 

私たちも子供をマネて、身体と対話して、自然と違和感から逃れるようになりたいですね。